◎ 古第三紀末におこった地殻変動のために、形成された玄海灘 の唐津湾である.
白山火山脈系の溶岩が噴出して、鏡山・高島・大島・神集島に 見られる玄武岩の分布がある.
なお現在の離島は、東松浦半島の、沈降によって形成されたもの である.
◎ 高島は、周囲3.5km 山項は169,7m 山麓から海岸までの間の 約450mは、砂質層である. 北、東側は、海触、風化によって断崖絶壁をなしている.
また、山の中腹まで石垣を築き見事な段々畑で、畑作が行なわれ ていたが、現在は、ダンチクが生い茂り荒れ地となっている. 南東海岸は、暴風、防潮林として黒松の松原であったが、終戦後、松喰い虫の被害で、枯れ果てている。 (営林省管轄)
※ 高島の玄ぶ岩は、斑昌の明らかな点が特色で、黒色玄武郎といわれ、その岩の窪みに(カンランセキ)を見ることかできる.
◎ 大きい岩盤としては、深成岩である花崗岩か広がっていて、 その上に玄武岩がのっかって、島の形態を形成している.
※ 干潮のときに、赤瀬付近の岩場で岩盤の一部を見ることができる. 山の南面の斜面で見られる赤土は、玄武岩が風化し出来たものである.
◎ 黒瀬付近では、溶岩の一部を見ることが出来る.
(唐津市史より)抜粋
|